会長挨拶

　ようこそ、香川県産婦人科医会へ。
当医会は香川県の産婦人科医療を担っている85名の会員から成る団体です。
　私達産婦人科医の使命として最も大切なことは母と子の生命と健康を守るということです。しかしながら、今産婦人科領域を取り巻く環境としましては、産科医療施設の減少とそこに勤務する医師の不足に始まり、性暴力、児童虐待、人工妊娠中絶術、妊産婦のメンタルヘルスケア、子宮頸がんワクチン、出生前診断、不妊・不育症治療の公費負担やおぎゃー献金活動など多くの課題が山積しています。そこでこれらの課題に対処するために当医会としては、行政や日本産婦人科医会、医師会、学会などと協力しながら様々な活動を行っています。
　その中でおぎゃー献金活動は当医会独自のものであり、簡単ですが紹介させて頂きます。
　香川県では年々減少する献金額を少しでも改善させるために、以前からいろんな楽団による演奏会を開催して普及活動に努めていましたが、2013年に専属の合奏団（おぎゃー献金合奏団）を結成し、以来年1回の定期演奏会として活動しています。これまでに香川と岡山以外にも、東京、岐阜、広島、宮崎そしておぎゃー献金発祥の地、伊佐市（鹿児島）などで公演しています。又、2022年には結成10周年を迎えますが、日本産婦人科医会の主催のもと5月15日（日）に東京サントリーホールにおいて演奏会を開く予定であります。そしてこれからも、おぎゃー献金普及のために全国各地での公演も考えています。
　今後、一般の皆様や会員の方々への情報提供をさせて頂くと共にご意見を伺いたく思っていますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。

香川県産婦人科医会　会長

藤田　卓男